そもそも欧風カレーって何かいな？

普通のカレーと欧風カレーの違いってなんでしょう？
大体カレーって何なんでしょう？

インドを起源とするカレーは、香辛料やハーブを使った汁状の料理の事をさします。香辛料とハーブを合わせて作るものなので、インドにはカレー粉というものは無いようです。汁状の食べ物なので、私たちが食べるカレー一般のような「とろみ」があるわけではありません。（とろみのあるものでも小麦粉を使わず、野菜だけで出すようです）
「カレー」の語源はタミル語の「カリ」。これは「食事」「おかず」というほどの意味で、語源でいくと、食事全般を差すようですね。

カレーは18世紀、インドからイギリスに伝わりました。19世紀には、イギリスで初めてカレー粉が作られました。インドのカレーとの違いは、小麦粉でとろみをつけたところです。つまり、インドから伝わったカレーをヨーロッパで作り、それが広まって現在のようになったものが「欧風カレー」と言えます。欧風カレーの作り方を簡単に言うと、「ブラウンソースをフォンドボーや鶏がらスープで伸ばしカレー粉で味をと整えるもの」です。

日本にはカレーといっても欧風のカレーが伝わったのが初めで、とろみのあるものを日本人がカレーと言うのは、こうした歴史からです。
『西洋料理指南』という明治時代の本にはカレーの作り方が書かれているらしいのですが、カエルや長ネギを使うように書いてあり、今のカレーとは大きく違うものだったようです。

さてさてうんちくも長くなってしまいましたが、子どもにも大人にも人気のカレー。
東京の欧風カレーの美味しいお店ランキング ベストファイブ！（BEST5)